親知らず専門外来

親知らずは、智歯または第三大臼歯といわれ、16、17歳くらいから
生え始めますが、退化傾向にある歯なので、現代では、初めからない人もいますし、また生えていても、その本数が上下左右4 本がそろっているとは限りません。近年、生活スタイルや食生活も変わり、あごが小さくて、萌出するスペースが狭いことから、骨にもぐったまま生えてこなかったり、一部だけ歯肉から顔を出しているような状況にもなりがちです。

基本的に当院では 自身の歯を残す治療方針ですが、日常生活でトラブルが多くなってきた時や、親知らずは歯冠周囲炎を起こす以外に、他のトラブルの原因になり、治療として抜歯する時期を検討する必要になってきます。
親知らずは、一番奥に生えるので、十分な歯磨きができないために 虫歯になりやすく、
すぐ前の歯に虫歯をつくる原因にもなります。
親知らずが生えてくるときに前の歯を押して歯並びを悪くする原因にもなります。 
また、きちんと生えてきていても 噛んだ側の受け止める歯が無いために、、出っぱってきてかみ合わせの邪魔になり、あごに負担をかけることがあります。そのため、相対する歯が歯肉に食い込んだりして、潰瘍をつくったり、顎関節症を起こしたりすることもあります。

 親知らずの抜歯は、口腔外科の診療で最も多く行われている手術です。一般的には外来診療で抜歯します。そのほとんどは、一部だけ生えていたり、歯肉の下に隠れた状態の歯で、ほかの歯の抜歯とは異なります。
抜歯の時間は、1時間ほどですが、状態により個人差がありますので 術前に十分説明させていただいております。また、時間のかかる親知らずは 総合病院の歯科口腔外科に入院して、全身麻酔下で苦痛なく抜歯したり、通院日数を減らすため2〜4本をまとめて抜歯するかたも最近増えています。
  あなたの症状は 診察中に詳しく御説明いたします。

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親知らずの一番のトラブルは、親知らずにかぶさった歯肉の隙間に食べかすが入り込み、それが原因で細菌が繁殖して化膿する 歯冠周囲炎を起こすことです。ひどくなると、顎骨の炎症に移行して顔が腫れたりします。このような場合、すぐに抜くことができず、抗生物質の投与で症状が軽減してから抜歯することになります。しかし普通にはえていて、噛めている親知らずは 無理に抜く必要はありません。